
そうじゃないエコロジー
Parkroyal On Pickering [パークロイヤル・オン・ピッカリング]
シンガポールにある五つ星のホテルだ。
グレタさんの話で環境は人が全部責任持ってと躍起になっているのを見て取り上げてみた。
自然と調和するとはまた別の解釈だよなと見てる。あくまでテーマパークの範疇。ビルの上に船を作っちゃうシンガポールだから違和感がないのかもしれないけど。人の世界に自然界をそのまま持ってきた感が違和感の原因か。自然と寄り添うイメージはなさそう。

私が調和してるなと浮かぶのは竜安寺。枯山水庭園が有名だね。緑はほとんど使われていないのにあの場所に凄い自然を感じる。そのまま自然を持って来なずに整理して庭に取り入れてるんだ。

まじめな話するとお腹が空かないかな。シンガポールの朝ごはん。カヤトースト。
セレブが『正解』じゃない
昔のVOGUEの記事だから新鮮味がなくてごめん。それでも書くのは有名人、著名人の一意見が正解として掲載されているのを注視すべきだと思ったからなんだ。あるデザイナーのインタビューを読んでみる。
ファッション業界の取り組みが遅いのは、リアルレザーやそのアクセサリーで多くの収入を得ているから。死んだ動物がビジネスのベースになっているのよ。
VOGUE
石油も一応死んだ動物がベースだね。ファッション業界に限らず、今の産業は彼らの遺産で成り立っている。
悪魔的なことを言うなら死者がいるから葬儀屋さんはやっていけるんだ。
犠牲はなにも動物に限らず山肌を削ることにも言える。産業の基礎である鉱物資源は鉄鋼製品だけでなく化粧品にも必要不可欠だ。タルク、マイカは鉱物だし、ダイヤモンドなど貴石はその通り地中に埋まっている。
動物を殺すのは残忍で、不必要なこと。私は動物を殺さないでブランドを成長させるビジネスモデルを確立したの。本物と違いがわからないほどのオルタナティブな素材開発は非常に難しいチャレンジだった。
VOGUE
ベジタリアンやヴィーガンは殺生を嫌って動物製品を忌避するけど、野菜を育てるにも、大地を耕すために農機具で地面を掘る時に結構な地中生物を殺めているんだよね。生きると相応の殺生をして人は生きている。
「本物と違いがわからない」ってわかってはダメなのか。フェイクファーのデザインやつくりが素敵なら(値段もリアルよりお買い得)皆そっちを取ると思うのだけどね。
時代やその時のノリ、流れで著名人、有名人は意見をコロッと変えていく。彼らはあくまでエンターテイメントの住人だからリアルを話す必要はない。真に受けないで。あくまで一つの意見だから。あなたの生き方、選択が大切だ。
まず自分のためにできることからやる
小さなことでもいいから地球のためになることを続けてみて
Negin Mirsalehi
地球のためって跳躍せず、まずは自分を大切にする生き方を選ぼう。記事の中ですでにアクティビストもこう言っている。
誰かの犠牲の上に成り立っている幸せなんて少しも豊かじゃないと思う。
松尾さおり
だから自己犠牲で終わりじゃなくて、自らを助けることで余裕が生まれて、それで初めて他人を助けることができるんだ。取材に応じた350.orgは投資の逆、引き揚げを意味するダイベストメント(Divestment)に着目している。
化石燃料産業や原発関連企業にお金を融資している金融機関から、私たちの預金を引き揚げること=ダイベストメントが、お金の流れを変え、エネルギー資源のあり方を変える大きなきっかけになると考えている。
VOGUE
ここはESG投資に深く関わってくる。化石燃料産業も環境負荷の少ない技術を持っているのだから積極的に広報をかけて行かないと不本意に融資機関を失うことに繋がる。
環境問題もつまるところ、”金だよ金”なんだね。
では、自分中心においたエコロジーとは何か考えてみた。生活という生なましさ、セクシーさに軸を置いて。
「エコロジカル・フットプリント」(地球環境に与える負荷)を減らす10の方法
1 使い勝手のいい銀行にする。金融を知る。
現金からキャッシュレス決済に変えるのはATMの時間や手数料から解放されることを意味する。ダイベストメントの発想はいいが、私は問題の根本は実態経済を凌駕するレバレッジ、デリバティブが環境も経済も圧迫していると考えている。自身の懐のストレスを軽減するとこから始めよう。
2 肉を食べよう。
肉を作るには多量の水、資源、エネルギーが必要になる。そして私たちの身体はタンパク質でできている。大豆でタンパク質は確かにまかなえる。そして大豆だって水、資源は必要だ。食べる先を変えたところで犠牲の中身が変わるだけ。総量は変わらないと考えている。健康な身体に健全な精神が宿る。身体を大切に。
3 省エネ、節制
電気の節制はお財布にも優しいので実践すべし。電力会社を変えて再生可能エネルギーで供給している会社に変えてもいい。ただ、どの方法で発電しようが電気は電気だ。
4 カット野菜を買う。
値段も張らないし時短にもなるカット野菜。ホールで売るには規格外になる野菜も刻めは使える。いい活用方法だ。
豆苗はおすすめ。摘み取った後の土台は水と日光でもう一回収穫できる。
5 話し合いでは解決しない前提で動く
アメリカがパリ協定から抜けたり、中国が真面目に環境対策してたり、枠組みや宣言はあてにならない。国が独自でやったほうが早いのは個人にももちろん言える。
6 割り箸、プラスチックボトル、レジ袋
- 割り箸は間伐の助けになるし、竹の有効活用。
- プラスチックボトルは何度か使ってその場でくずかごに捨てられる利便性。
- レジ袋は指定ゴミ袋からゴミが丸見えになることを防いでくれる。
要はものは使いようだ。
7 頭で食べるな。身体と相談して買う
食材は国産、できればFarmer’s Market から買おう
VOGUE
生産地を選んで買うのは消費者の権利だから構わない。
ファーマーズマーケットは農家からの直接購入すること。
これは市場の
- 1, 荷受け
- 2, 仲卸
- 3, 小売
と続く流れからなる調整機能を無視したやりとりだ。FMが悪いわけじゃない。けれど、これが正解でもない。
8 ゴミを減らす
4に繋がるがカット野菜は生ゴミの軽減に役立ってくれる。外で買ったとき、包装紙やダンボールを店で引き取ってくれるか聞いてみるのもいい。また持ち帰りは紙袋や紙コップがゴミになる。10%の消費税でエコロジーに貢献することが出来る。
9 テレビを捨てる
エネルギーバンパイアを倒そう
VOGUE
“メディアをぶっこわーす!”
10 必要なとき、必要な物を、必要な分だけ買う。
サスティナブル(持続可能)な商品を買う前の前提に、私たち個人の経済活動が回り続けられるよう、ポイント倍増、セールに惑わされずに消費行動をして生きよう。
綺麗事じゃないエコロジーがセクシーだと捉えてる。華やかでも、かっこいいことでも、素敵なことでもないやり方、方法が一番セクシーで生々しくリアルを変えていける。

Good Picture , Good World.
『世界を良くする画を作る』
私が社会に貢献できる唯一の方法だから。
最後まで見てくれてありがとう。
SUZURI Peopleでも書いてます。